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虹クリニック 院長のブログ
2017/8/1
第35回 日本受精着床学会に参加して

7月20日から21日にかけて、鳥取県米子市の国際コンベンションセンターにおいて上記学会が開催されました。

学会のテーマは、「生殖医療の未来を見すえて」でした。

がん患者さんの精子凍結は以前から行われており、我々も荻窪病院産婦人科の頃には行っていました(他にがん患者さんの精子凍結を扱っている施設がありませんでした。)今世紀に入ると卵子・卵巣の凍結保存が行われるようになり、妊娠例が報告されています。
子宮移植による妊娠・出産例も報告されています。

将来的には精巣で精子が全く作られないケースや早発閉経のような生殖機能障害の方でもヒト胚性幹細胞(ES細胞)、iPS細胞を作り、配偶子(精子・卵子)を作成できるようになれば、子供を持てるかもしれません。

当院からは培養室の演題が1つと、本院泌尿器科からの演題が1つありました。

培養室の演題は、「凍結未受精卵子および凍結TESE精子を用い顕微授精で妊娠に至った1例」。

採卵当日にご主人が採精できなかった、または精子が確認できなかった場合、緊急避難的に未受精卵子を凍結保存します。採卵した卵子が無駄になるわけではないので心配はいらないです。

本院泌尿器科の演題は、大橋部長による「男性型脱毛症(AGA)に対するフィナステリド/デュタステリド内服は造精機能を障害する」。不妊治療をしているカップルの中にも、男性が脱毛症(AGA)の治療を検討するケースがあると思われ、注意が必要です。

宿泊は、市内のホテル数が少なくて予約困難であり、米子市近くの皆生温泉のホテルになりました。バスで15分くらいかかりますが、朝6時に海沿いの露天風呂に入ってから学会に行くのも非日常的でリラックスできました。

昨年夏の我が家の旅行が山陰を周る旅で、米子周辺ではゲゲゲの鬼太郎で有名な境港、横山大観の作品が多数見られる足立美術館やベタ踏みの江島大橋に行ってから皆生温泉に宿泊しました。今回は昨年とは違う素泊まりのホテルでしたが、地元の方が朝晩に通ってくるような温泉が併設されていました。

夕食はホテル近くの居酒屋に行きましたら、新宿の某クリニックのK先生がおられて豪快に飲み食いしていました。私も地元の魚介類を堪能しました。カメの手(フジツボ)の食べ方が変と地元の常連さんから食べ方を教えてもらいました。

     ↑米子鬼太郎空港 待合ロビーのステンドグラス


院長 北村誠司





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