荻窪病院とのリレーションシップ
婦人科手術
婦人科手術
~腹腔鏡下・子宮鏡下~
荻窪病院 産婦人科部長
吉田 宏之
虹クリニックでは日本生殖医学会生殖医療専門医として生殖医療を、荻窪病院では産婦人科部長として婦人科治療から周産期までトータルな女性医療を行う。特に婦人科腹腔鏡下手術を得意とし、身体にやさしい多くの手術を荻窪病院で執刀している。
不妊の原因となる婦人科疾患の治療を荻窪病院と連携して行います
生殖医療における婦人科疾患と内視鏡下治療
「お子さんを授かりたい」-この願いの道しるべとなる生殖医療が
虹クリックで行われている検査や治療となっています。
もちろん安全な妊娠をするための健康維持や持病の継続的な管理は患者さんの高い意識が必要ですが、
ここでは婦人科疾患の内視鏡下手術に関してお話しします。
腹腔鏡下手術
腹腔鏡といわれるスコープを使用し、臍や他に小さい傷を1〜3個利用して手術をする方法です。開腹手術と比べて入院期間が短く、創部の痛みが軽減され、傷が小さいため目立ちにくく、一般的に術後の腹腔内癒着が少なく妊娠に有利な方法とされています。筋腫や卵巣嚢腫を摘出したり、体外受精でも腫れている卵管(卵管留水症)の治療を行うと着床に有利になる場合があります。
子宮鏡下手術
スコープの先に電気メスを装着した子宮鏡を腟から挿入し、子宮の中にできて妊娠の妨げとなっている粘膜下筋腫や内膜ポリープを切除する手術です。いわゆる「お腹を切らない手術」として発達してきました。
現在荻窪病院本院では上記のような治療を積極的におこなっております。また、手術方法の選択(筋腫が多く、開腹手術にした方が患者さんのメリットになるなど)や手術のタイミング(筋腫を取った後数ヵ月回復期間が必要となるので体外受精の採卵-凍結保存を先行させる、内膜症の加療と不妊治療は相反する部分があるので、適切な手術時期を見極めるなど)といったことを十分にご相談の上、進めてまいります。虹クリニックと本院各科は電子カルテが共有されており診療は円滑かと思います。ぜひご相談ください。